オーロラを求めてアイスランドへーNo.2

3日目:1月19日(水曜日)

 朝起きると曇りだった。10時の朝食に、コテージを出て本館のレストランへ。風があってとても寒い。ゆっくり朝食をとり、部屋で休んでから11時半頃ゲイシールを見に行く。外は吹雪になっていた。カメラは持たずに、完全装備で出かけることにする。

 ホテルの敷地内はまだよかったが、道路を渡って間欠泉のところまで行くのが大変だった(T_T)
前から吹雪が襲ってくる。他のところは覆っているのでよいが、顔だけは出てるので、顔が凍傷になるかと思った。ポケットに入れていたカイロを顔に擦りつけながら進む。
 しかし、こんな天気でも見に来てる人がちらほらいる。私たちは昨日見た温泉が湧いているところまでは行かず、間欠泉の吹き上がるところまで行き、吹きあがるのを2回見て引き返してきた。午後、吹雪が止んだらまた写真を撮りに来ようと思いながら・・・。

 帰りは風が背中から来るのでマシだった。レストハウスに入ると、そこはちょうどレストランになっていたので昼食にする。主人はサンドイッチとビール、私はピザとコーラを注文。暖かいスープを追加したら、パンも付いてきてちょっと食べきれない感じに・・(^^;

 ゆっくり食事していると、話しかけてきたお兄ちゃん。見ると「アイスランド・エクスカーション(ゴールデンサークルツアーを催行している旅行社)」の人だった。
 「この吹雪で午後のツアーがキャンセルになったので迎えに来た」と言ってるようだ。どうやら5時の予定だったのが、今からすぐに出発しないといけないらしい。「女の子たちは何処に?」と訊かれたので、「メイビー、ホテルの部屋に」と答えたが、きっと彼女たちもすぐには用意できないだろうとゆっくり食事を続けた(^^;
 レストランを出てコテージに戻るとき、バスが停まっていて、中に昨日のように10人ほどの外国人が乗って待っているのを見て、これは午後の部がキャンセルになったので私たちは午前の部のツアーと一緒に帰ることになったのだと理解した。で、それからは急いで用意(^^;
 そんなわけで結局ゲイシールの間欠泉の写真は撮れなかった(^^; 写真というのは、明日また来るから明日撮ろうと思ったらダメという教訓。仕方ないので、女の子たちを待っている間、ホテルの風景でも撮るかと思って撮った(^^;

私たちが泊ったコテージ

昨夜泳ごうとしたプール(^^;

 しかしこのプール、この吹雪の日に凍ってないところをみると泳げないこともないんでしょうが・・・・(泳げるもんか!!)

 ゲイシールを出発したバスは、途中ケリズ火口湖に寄った。外国人たちはまだ見ていなかったらしく、皆バスを降りて見に行ったが、私たちは昨日見学しているのでバスに残る。実は私は吹雪のケリズ火口も見てみようと外に出たんだけど、あまりの寒さ、それに風が強くて吹き飛ばされそうな危険を感じて、そそくさとバスに引き返したのだった(^^;;;
 そのあと、バスのドライバーは「この天気では他のポイントに寄っても見れないのでこのまま帰るが良いか」という意味のことを言って、乗客に了解を求めている風だった。昨日行ったグトルフォスの滝のことを言っているのだろうか?今日のお客たちは気の毒、私たちはラッキーだった。

 それから、昨日休憩したクベラゲルジの「エデン」まで走る。この辺りは内陸の山の中(高い山ではないが)になるのだろう、窓の外は真っ白で、私は後ろに乗っていたのでフロントガラスの前も真っ白で何も見えない。そんな中をバスは普通に走って行く(^^; 窓の下を覗きこんだら道の端は見えたので運転席から道幅は見えているのだろう。ときどき対向車があるが運転手はライトで判断してるのだろうか?などと考えて、乗客としては運転手を信用するしかない(^^;;

 道端に気温が「−2℃」と出ているところがあった。意外と低くないのは、内陸部はもう少し低かったのか、体感温度で低く感じたのか? 「エデン」に着くと、駐車場が満杯になっていて、ドライバーの話では「この先が通行止めになっている。雪掻きが終わるまで30分から1時間かかる」ということだった。
 「エデン」で、私たちは飲み物、女の子たちは昼食もとってなかったようで軽食をとっていた。
 30分ほどで通行止めも解かれ、あとは一路レイキャヴィークへ。

 ホテルには5時半頃着いた。
 今日から2泊する「ラディッソン・サス・サガ・ホテル」は、これまでと違って国際的な施設を整えた高級ホテル。
 アイスランドでは、レイキャヴィークとアークレイリ以外はこじんまりした家庭的な雰囲気のホテルしかないらしい。ノーザンライト・インもゲイシールもシャワーしかなかったが、ここはバスタブも付いている。
 部屋からレイキャヴィーク国内空港の明かりが見えて綺麗だった。

 少し休んで食事に出ようと思っていたのに、主人は爆睡、起きそうにない(T_T)
 このホテルにはスポーツジムやスパもある。私はスパに行ってみることにした。タオルとバスローブとスリッパは貸出しとあったので着替えだけ持って・・・・

サガ・ホテル5階の部屋からの夜景

 受付でタオルとバスローブを受け取って更衣室へ。サウナとジャグジーバスというので男女別と思っていたけど、もしかして水着が要るかな?と、バスローブを着て偵察に行ってみたら、海パンにバスローブの男性がサウナルームから出てきた(^^;; で、水着を部屋に取りに行かなきゃと思って、受け付けに言いに行くと水着を貸してくれた。めちゃハイレグの水着(^^;;;

 ジャグジーは疲れた足に気持ちよかった。サウナもジャグジーも2回入り、チェアーに寝転んで水を飲んだり♪その間誰も来なくてリラックスだった♪
 晩ご飯はホテルのロビー横のレストランで。魚か肉の一品料理を注文して、サラダなどのビュッフェが付いている。味はまあまあかな。

 この夜も窓からは見えなかったので、夜中に下まで行ってみたがオーロラは見えなかった。月は見えているのでお天気はそんなに悪くないと思うのだが、やはり明るすぎるのだろうか?しかし、ホテルの周りに人っ子一人いない。車の一台も通らない。日本ではうちのような田舎でさえ車が通らないことはないと思うのだが・・・。もっと周りが暗いところを捜せば見えるのかもしれないけど、実際問題いつ出るか分らないものを求めて、歩いて出かけることもできないだろう。
 レイキャヴィークからもオーロラは見えるという話だったが、もっと街外れの周りの暗いホテルに泊まらないと無理なのではと思われる。

4日目:1月20日(木曜日)

 今日はレイキャヴィークの市内散策に出かける。フロントでガイドブックで見つけたロブスターのレストランの場所を教えてもらって、ホテルを出たのは10時過ぎだった。
 アイスランド大学の構内を横切って、国立博物館の前を通って行くと凍結した湖のようなのが見えてきた。チョルトニン湖かな?と思って、それを横切る道を歩いて行った。湖には凍っていないところもあってたくさん水鳥がいた。

道とも言えない空き地のようなところを行く。工事をしていた。

湖にカモ(?)がたくさん

 かなり歩いてから、どうも方向違いのような?反対側によく目立つ尖塔が立っているのが見える。あれがハットリグリムスキルキャ教会に違いない。それから、その尖塔を目指して歩いて行った。

静かな住宅街。
教会は丘の上にあるので、少し坂になった道を登って行く。
雪に埋もれて綺麗な町だと思った。

 角を曲がると視界が開けて教会の全体像が見えた。ちょっと感動の瞬間。

ハットリグリムスキルキャ教会

前は広場のようになっていて像などが建っている。

 教会の中に入って行く。左手にエレベーター、さらにもうひとつ扉を入って行くと礼拝堂だった。入り口の上に見事なスチールパイプオルガン。ちょうど演奏中だった。礼拝堂の椅子にカップルが一組。
 教会内部を写真に撮ってもいいかと牧師さん(?)に訊ねたら「ご自由に。」ということだったのでパチリ♪

パイプオルガン演奏中

礼拝堂正面

 事務室(?)でチケットを買って、エレベーターで塔の展望台に登った。360度の展望、美しいレイキャヴィークの街の全景が見下ろせる。

教会正面・スコゥラヴォルズスティーグル通り方向

対岸に見えるのは氷の山?氷河?

 展望台を降りようとしたらいきなり鐘が鳴り響いてびっくり(^^; たぶん15分毎に鳴るのだと思う。
 教会の正面にはアメリカ大陸を発見したレイブル・エイリークソンの銅像が立っている。そこからスコゥラヴォルズスティーグル通りを町の中心部に向かって歩いて行った。

教会の正面:エイリクソンの像がある

スコゥラヴォルズスティーグル通りから教会を見る

 しばらく行くと、「アイスランド手編みニット協会」のニット製品のショップがある。そこで、ニット帽子などのお土産を買った。
 ここは”TAX FREE”の店なので、4,000クローネ以上の買い物をするとき、”REFOUD VOUCHER”を書いてもらうとよい。外国人の税金の払い戻しに付いては他の国でも同じなのだが、アイスランドではその払い戻し額でそのまま空港の免税店で買い物ができる。
 そこから坂を下って、左に行くとバンカストライティ通り。少し行くと左手にツーリスト・インフォメーションがあった。
 道を隔ててその向かいがかつての大統領執務ハウス、現在は首相執務室になっている。1761〜1771年に建てられた最も古い建物の1つで当初は監獄として使用されていた。首相執務室にしてはこじんまりとしたものだと思う。左手に1874年に初めてアイスランドに憲法をもたらしたデンマーク王クリスチャン4世の、右手に初代首相(1904〜1909)を勤めたHannes Hafsteinの銅像が立っていた。

首相執務室

デンマーク王クリスチャン4世の像

Hannes Hafsteinの像

 首相執務室の前の道路(ライキャルガータ通り)を海側に行ってみると、そこはフェリー乗り場になっているようだった。ちょっと海を見て、また戻ってきて、執務室を過ぎてしばらく行くと、ホテルで場所を訊いてきた「ロブスターハウス」がすぐに見つかった。ここで昼食。

フェリー乗り場

レイキャヴィーク市庁舎の玄関

 アイスランドは日本と同様、海の幸に恵まれ、新鮮な魚介類が美味しいが、なかでもこの国特産の小型ロブスターが格別だというので是非とも食したいと思っていたのだ。で、この「ロブスターハウス」で食べたロブスター料理は忘れ難い味になった(^o^)
 特に「ロブスタースープ」は絶品。ロブスターはハワイやカナダで食べたものより小さくて美味。それがそのままスープの中に数個入っている。他にロブスター料理を2種食べたがどちらも美味しかった♪ついでに隣のテーブルで注文してた料理もメチャ美味しそうだった!食べてないけど(笑)

 大満足して、そこからまたチョルトニン湖のほうまで歩いて行った。
 水鳥がたくさん遊んでいて市民の憩いの場になっているというこの湖、今は大部分が凍っているが、その一角が凍っていなくて、たくさんのカモや白鳥が遊んでいた。反対側の角には湖に浮かぶように市庁舎が立っている。私たちはここでトイレを借り(^^;、1階にあるコーヒーショップでカフェオーレを飲んで休憩した♪

湖を歩いた足跡や自転車の轍の跡が見える

左の通路のこちら側が市庁舎

水鳥にエサをやる人も・・・向こうの白い建物が市庁舎

チョルトニン湖の水鳥たち

 湖から見て市庁舎の向こう側にはアイスランドの国会議事堂がある。
 アイスランドは世界最古の民主議会「アルシング」が行われた国で、その精神が今も受け継がれている。

国会議事堂の裏庭から

正面の前は小さな公園

 私たちは湖の方から行ったので裏庭から先に見て、表に廻ったかたち。
 やはりここも議事堂にしては小さな建物である。
 公園には、19世紀独立運動の指導者、J・シグルズゥソンの銅像が立っている。

 議事堂の隣に教会があった。
 レイキャヴィーク教会と言って、レイキャヴィークで一番古い教会らしいのだが、ほんとにこれなのかな?という感じだった(^^;

 

こちらが議事堂の正面

 一旦ホテルに帰ることにして、その帰り道、夕食をしようと思う「スリル・フラッカール」というシーフード・レストランの場所を確かめ、できれば予約しておこうと行ってみた。場所はすぐに分ったのだけど、ちょうどランチとディナーの間で店は閉まっていた。
 ホテルまで私たちも近道をしてチョルトニン湖の足跡がついているところを渡って行った。足跡のないところまで行く勇気はなかったが・・・(^^;

 ホテルから電話で7時からのディナーを予約。その前に街でショッピングをしようと5時過ぎ再びホテルを出た。今度は一眼レフを持たず、コンパクトカメラを持って行く。

夕方のアイスランド大学付近

ロイガヴェグール大通り(レイキャヴィークの銀座通り)

市庁舎付近の夜景

夜のチョルトニン湖

レイキャヴィーク市内散策の写真集へ(22枚)

 結局ショッピングはウインドウ・ショッピングで、6時半頃「スリル・フラッカール」に着いた。
 ここでは魚料理とまたロブスター料理を注文。ここの料理も美味しかった♪
 オーナーシェフはアイスランドでも知られた有名シェフらしい。小さな家庭的なレストランで、人気があるので予約が必要。

 この辺りは古い静かな住宅街。
 右の猫ちゃんはレストランに向かう通りにいた猫ちゃんで、日本の猫より毛がむっくりと生えている感じ(^^;
 やはり寒い国だからかなあ。。。
 野良猫なんだろうか。。。??

 この夜も月は出ていたが、オーロラは見られず、私の結論としてはレイキャヴィークではオーロラは難しいとなったのだが、考えてみると月が出ていたから見られなかったのかもしれない(^^; 月のない夜だと見れるのかもしれないです(^^;

5日目:1月21日(金曜日)

 朝は5時にエアポートバスが迎えにきてくれる。ホテルの朝食は4時半からできるので、3時半にモーニングコールを頼んでおいた。
 用意をして荷物を全部持って、一昨日に夕食を食べたレストランで朝食バイキングをとってからチェックアウト。
 バスはマイクロバスである場所(何処か知らん)まで行き、そこから大きなバスに乗り換えてケフラヴィーク国際空港まで行った。

 7時45分発のアイスランド航空FI306便はストックホルム行き。来る時はコペンハーゲン乗り継ぎだったが、帰りはストックホルムで乗り継いでヘルシンキへ行く。
 このストックホルムの乗り継ぎでバスに乗って出発ゲートに行くのに、自分でバスを呼ぶのを知らず、もう少しで乗り遅れるところだった(^^;;; まあ、大丈夫だったけどね(^^;
 このヘルシンキまではほぼ定刻通りで順調だったけど、ヘルシンキの空港が吹雪。乗り継ぎの乗客が到着せず、大阪行きが1時間半くらいも遅れてしまった(T_T) 吹雪で飛行機の翼に雪が積もると雪掻きをしてから飛び立つのも私には珍しい光景だった。

6日目:1月22日(土曜日)

 フィンランド航空AY077便は約1時間遅れて、11時頃無事関西空港に到着した。
 帰りは結構空席があったので、疲れたけどまだしもだった。

 今回は6日間の短い旅だったが、なんといっても目的だったオーロラを見ることができて大満足の旅だった。
 それと、アイスランドの人の優しい笑顔が印象的だったこと。雪に覆われた美しい街の風景。人口が少なく、治安が良いということも心をゆったりとさせてくれる。チップが要らないのもいい(笑)
 気候はその位置からの印象とは違って穏やかだったけれど、吹雪になるとやはり北国、その厳しさも少し体験できて良かったと思う。、
 また近いうちにアイスランドの北部の町アークレイリを訪ねてみるのもいいかなと思っている。
 行くとすれば、今回は行けなかった地球の割れ目”ギャゥ”にも行けて、オーロラのチャンスもある9月頃がいいかな?なんてね(^^)

☆最後に今回お世話になったサイトをリンクしておきます。

アイスランド航空 ここでガイドブックを購入。アイスランド航空の時刻表なども送ってくれました。
アイスランド観光文化研究所 Mr.アイスランドの旅情報のサイト。ここでレイキャヴィークの散策コースを入手。ガイドブックもあり。

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